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千歳課題台詞千歳(cv.07)
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♏Scorpio 🍂千歳-Chitose-
___もうこれ以上、責めなくて良いの。

グラフィアス「野心を秘めた穏やかさ」
Poem>
CV:07
年齢:18歳(高校3年生)
誕生日:11月25日
身長:162cm
家族構成:父、母
心鍵:オレンジ
好きなもの:特になし
嫌いなもの:気を遣わせること
好きな食べ物:特になし
嫌いな食べ物:特になし
特技:他人の相談に乗ること
“好き”を失った
何をしても、何を見ても、何を聴いても、一切興味を抱けない
誰にでも優しい、包容力のある頼れるお姉さん。
面倒見が良く、親身になって話を聞くので誰からも好かれている。
だが千歳は自分から何かを好きになることが出来ず
何に対しても等しく興味が持てない。
そのため他人の言う「楽しい」を
たとえ何も感じなくとも「楽しい」と思い込み生きている。
生きていること自体に罪悪感を感じていた。
Birthday Sound 1 ☪︎₊*˚

秋の風が吹き抜ける夕暮れの教室
静寂だけが残された空間に
窓から差し込む茜色の光
最終下校時刻を告げる鐘に
重い鞄を抱えて立ち上がった
あの光景が好きだったのかもしれない、なんて
今更そんなことを思ってしまったのは
目を伏せた彼女の横顔が
あまりに寂しそうだったから
Birthday Sound 2 ☪︎₊*˚

千歳の周囲には、大切なものが沢山あった。
大好きなものが沢山あった。
だけどある日突然、「好き」が分からなくなってしまった。
思い出せなくなってしまった。
びっくりして、怖くて、訳が分からなくて。
無くなってしまった自分の好きを取り戻したくて、
何度も思い出そうとした。
だけど、出来なかった。
何を見ても、何を読んでも、
千歳の「好き」は帰ってこなかった。
ショーウインドウ越しに覗いた、
決して届かない感情だった。
自分には二度と分からないのだと諦めて。
残ったのは罪悪感だった。
誰のことも好きになれない自分は、
生きていても良いのだろうか。
何度もそんなことを問いかけて、
結局答えは分からないままだった。
きっと、良かったのだ。今ならそう言える。
千歳の人生にもきっと、意味はあった。無駄じゃなかった。
苦しかったあの日々を、綺麗ごとで飾りたいわけではない。
今になってようやく、千歳は自分の人生を愛することが出来る。
ただ、それだけのことだった。
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