top of page
千歳課題台詞千歳(cv.07)
00:00 / 01:29

<Back

♏Scorpio  🍂千歳-Chitose-

___もうこれ以上、責めなくて良いの。

写真 2022-12-16 23 57 50.png

グラフィアス「野心を秘めた穏やかさ」
Poem>
CV:07
年齢:18歳(高校3年生)
誕生日:11月25日
身長:162cm
家族構成:父、母
心鍵:オレンジ
好きなもの:特になし
嫌いなもの:気を遣わせること
好きな食べ物:特になし
嫌いな食べ物:特になし
特技:他人の相談に乗ること

好き”を失った 
何をしても、何を見ても、何を聴いても、一切興味を抱けない 

誰にでも優しい、包容力のある頼れるお姉さん。
面倒見が良く、親身になって話を聞くので誰からも好かれている。
だが千歳は自分から何かを好きになることが出来ず
何に対しても等しく興味が持てない。

そのため他人の言う「楽しい」を
たとえ何も感じなくとも「楽しい」と思い込み生きている。
生きていること自体に罪悪感を感じていた。

  Birthday Sound 1 ☪︎₊*˚​

茜さす.png

秋の風が吹き抜ける夕暮れの教室
静寂だけが残された空間に
窓から差し込む茜色の光
最終下校時刻を告げる鐘に
重い鞄を抱えて立ち上がった

あの光景が好きだったのかもしれない、なんて
今更そんなことを思ってしまったのは
目を伏せた彼女の横顔が
あまりに寂しそうだったから

  Birthday Sound 2 ☪︎₊*˚​

2-9 千歳.jpg

 千歳の周囲には、大切なものが沢山あった。
大好きなものが沢山あった。
 だけどある日突然、「好き」が分からなくなってしまった。
思い出せなくなってしまった。
 びっくりして、怖くて、訳が分からなくて。
 無くなってしまった自分の好きを取り戻したくて、
何度も思い出そうとした。
 だけど、出来なかった。
 何を見ても、何を読んでも、
千歳の「好き」は帰ってこなかった。
 ショーウインドウ越しに覗いた、
決して届かない感情だった。
 自分には二度と分からないのだと諦めて。
残ったのは罪悪感だった。
 誰のことも好きになれない自分は、
生きていても良いのだろうか。
 何度もそんなことを問いかけて、
結局答えは分からないままだった。
 
 きっと、良かったのだ。今ならそう言える。
 千歳の人生にもきっと、意味はあった。無駄じゃなかった。
 苦しかったあの日々を、綺麗ごとで飾りたいわけではない。
今になってようやく、千歳は自分の人生を愛することが出来る。

 ただ、それだけのことだった。

bottom of page