top of page

<Back

⛎Ophiuchus  🗝零 -Rei-

___星巫女を救ってくれて、ありがとう。

写真 2022-12-17 1 02 38.png

イオタ・オピウーキ「利用上手と内の不安」
Poem>
CV:たぬ
年齢:-
誕生日:12月7日
身長:165cm
心鍵:ブラック

全てを失った”
――零れ落ちたシズクが夜を濡らした

暗闇に閉ざされた世界で
遠くに見える星灯りを消すために生きている。
自我が失われても、それが彼女の存在理由。
​奪われたものを、ただ取り返したいだけだった。

  Birthday Sound☪︎₊*˚​

FGANxTgUUAU4Bm6.jpg

歌に理由なんてなかった。
幼い頃から、歌うことが好きだった。
気付けば口ずさんでいたメロディーは
いつしか世界を救う手段になった。

歌に理由が出来た。
守りたいものを守るために
いつか夢を見るために
私は歌うことを選んだ。

歌から理由が消えた。
歌が嫌いになった。
何も守れなかった私に、理由なんて残っていなかった。
世界を知った私は、何も知らない少女には戻れなかった。

「貴方さえいなければ」
何度もそう歌われた。
世界を守るためだった歌は
いつしか壊すための手段になっていた。


歌に理由が出来た。
一年に一度だけ奏でられる、どこにも届かない旋律。
世界から消えた蛇遣いは、贖罪のために歌った。

  Birthday Sound☪︎₊*˚​

2-13 零.jpg

 「夢」を失った。
 
 幼い頃から、上手く夢を描けなかった。
 何度眠っても、現実から離れた世界を
見ることが出来なかった。
 どうして、自分は夢を見られないのだろう。
 夢を尋ねられる度に、誰かの夢の話を聞くたびに。
 駄目な子だと言われているようで、涙が溢れそうになった。
 だけど彼女は、それでもいいんだよと笑ってくれた。
 零の小さな喪失を、笑い飛ばしてくれた。
 だから零は、大丈夫でいられたのに。
 
 きっとこの世界は、永遠に終わらない悪夢だ。
 あの頃見られなかった夢を、
一生分の悪夢を、零は背負い続けている。
 夢はいつか醒める。どれだけ長い夢でも、きっと。
 だから見られなくても大丈夫、彼女はそう言って笑っていた。
 それならこの夢も、いつか醒める日が来るのだろうか。
 
 失くしてしまった夢が、零の前に現れたように。
 失くしてしまった現実を、
取り戻したいと願っても良いのだろうか。

bottom of page