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♉︎Taurus ☔叶夜 -Kayo-
___見上げた雨上がりの空は、涙が零れるほどに綺麗だった。
シータ2・タウリー「他人の痛みを感じる正義」
Poem>
CV:碧海
年齢:18歳(高校3年生)
誕生日:5月30日
身長:160cm
家族構成:父、母、姉(大学2年)
心鍵:アクアブルー
好きなもの:雨、一人
嫌いなもの:他人、干渉
好きな食べ物:ビターチョコレート
嫌いな食べ物:唐辛子
特技:ヘアアレンジ
叶夜 課題台詞叶夜(cv.碧海)
00:00 / 01:30
“境界”を失った
自他の意識の境が曖昧で、他人の負の感情さえ
自分の痛みとして感じる
いつでも冷静で他人と関わることを好まない少女。
誰に話しかけられても冷たく接するので誤解されやすいが、
本当は誰よりも心優しく強い正義感の持ち主。
他人の痛みを自分の痛みとして感じてしまう為
人と関わりすぎて負の感情を溜め込み、壊れかけたことがある。
それ以来他人を拒絶するようになった。
琉歌に幼い頃の自分を重ねている節がある。
Birthday Sound 1 ☪︎₊*˚
雨の街を、俯いて歩いた。
雑音をかき消す雨音。反響。傘に散らばる。
外界から閉ざされた、小さな世界を形作る。
湿っぽい土の匂い。生温い風。
アスファルトの水溜まり。
見える世界は、透明に曇っている。
これが、私の世界。
溢れ出した感情に溺れて、心に染みが落ちる
黒い雨が傷口に滲む。
止まない雨を見上げ、灰色の空に願った。
雨上がりの世界が、私にも訪れますように。
今はただ独り、霽れを待つだけ。
Birthday Sound 2☪︎₊*˚
「境界」を失った。
誰かの叫び声も、誰かの痛みも、誰かの苦しみも、
全てが叶夜のものになった。
叶夜の感情は、決して誰かのものにはならないのに。
初めは救いたかった周囲の人々は、
いつのまにか叶夜を傷付ける敵になっていた。
容赦のない悪意の雨が降り注ぎ、耳を塞いで蹲った。
自分を守ることだけに必死になって、俯いていた。
星に選ばれて巡り会った場所で。
彼女は、濡れたまま立ち尽くす叶夜に傘を差し出した。
何も知らない無邪気な笑みを浮かべて、叶夜の手を引いた。
雨上がりの世界はこんなにも綺麗だと、叶夜に指し示した。
彼女がそう言って笑うから、
少しだけ世界が嫌いでなくなった。
いつか雨は止む。解けた境界もいつか結ばれる。
今の叶夜にはきっともう、傘は必要ない。
虹の架かる綺麗な世界を、二人は手を繋いで歩き出した。
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